米紙Wall Street Jurnalは10月5日、事情を知る複数の人物の話として、
ロシア政府の関与するハッカー集団が、米国家安全保障局(NSA)の契約職員が
使っていたロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labのウイルス対策ソフトウェアを経由して、
NSAの極秘情報を盗み出したと伝えた。
WSJによると、問題のNSA職員は、極秘資料を持ち出して自宅のコンピュータに保存していた。
ハッカー集団はKasperskyのソフトウェアを通じてそのファイルの存在を突き止め、
この職員に狙いを定めたとみられる。
Kasperskyの製品を巡っては、ロシアの情報機関とのつながりが疑われるとして、
米国土安全保障省が9月に連邦政府機関に対し使用禁止を通達したと伝えられていた。
http://www.sankei.com/world/news/171006/wor1710060020-n1.html