ここでは、一般人が金正日のような生活をしている。
北朝鮮での教育では、韓国の街には乞食があふれ、人々はバラック小屋に住んでいると教わりました。
私は嘘を教わっていたことに気づきました。北朝鮮のほうが、人民は奴隷みたいな生活をしているじゃないかと。
ここのほうが良い国なのではないのか。もう嘘をつき続けることはできないと確信していったのです」(金賢姫)
市場に行って食べ物を買い、捜査官たちと道ばたで食べた。参鶏湯レストランで、肉づきの良い鶏肉を食べ、人参酒を飲んだ。
捜査官たちは大統領選挙の話をして、民主主義国家の選挙システムを解説してくれた。
金賢姫は、民衆が国家のトップを選ぶシステムに衝撃を受けたという。