埼玉県の加須署(石井堅次署長)は26日、人命救助の功労で羽生市の会社員古池真吾さん(34)と群馬県桐生市の会社員中神邦典さん(57)に感謝状を贈呈した。古池さんは県公認の埼玉戦士さいたぁマンで、ヒーローらしい行動が光った。
同署によると、古池さんらは11日午前9時8分ごろ、加須市麦倉の埼玉大橋で、欄干から利根川に向かって身を乗り出そうとしていた女性を見つけ、救助した。車が往来する危険な中での機転を利かせた行動により、女性は身投げを思いとどまった。
北川辺方向に車で進行中だった古池さんは、反対車線に停車した車を発見。バックミラーで見ると、女性が欄干から身を乗り出そうとしていたため、橋を渡り終えて車を置いてから、走って女性の元に駆け付けたという。
一方、同じ北川辺方向に車で進行していた中神さんは異変に気付くと、女性の車のすぐ前に車を寄せ、欄干から身投げしようとしていた女性をつかんで止めた。すぐに110番したことと、2人の制止が功を奏した。
さいたぁマンとして埼玉県を県内外に発信しながら各種イベントで活躍している古池さん。文字通り人命救助でもヒーローになった。「身投げをやめさせようと、夢中で走った。無事に保護されてよかった」と振り返っていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00010007-saitama-l11