目立ったのは小泉だけれど、
90年代に行われた、小選挙区への移行や政治資金改革が、
日本の選挙制度改革が派閥や派閥と企業献金を押さえ込むことばかり考えていて、
現在のように立憲政治と議会制を半ば無視したプチ独裁に至るとは考えていなかった、と数年前から河野洋平(引退済み)は反省していたし、
今日の朝日新聞でも学者の中心人物の一人がようやく想定外だったと口にした
解散権の肥大化、見通せず 小選挙区推進した学者の悔恨
http://www.asahi.com/articles/ASK9S5QYMK9SULZU00D.html
神様ではないから最善手をいきなり打てるわけもなく、推論と
社会実験を積み重ねつつ、試行錯誤するしかないわけだけれど、
性善説に立って解釈するのが前提のユルい日本国憲法を、
「ダメと書いてねーからやるわ」と性悪説的に読み解く頭のワルい政治家を
この二十年くらい選挙で落とせずにきた本邦有権者のリテラシーが
今日日いよいよ試されている気がするけれど、受け止め方は人それぞれかなぁ