魚には各個体によって異なる複雑な性格があることが、英大学の研究チームが25日に発表した研究結果で明らかになった。
英エクセター大学(University of Exeter)の研究チームは、トリニダード(Trinidad)島原産のグッピーを使って、さまざまなストレスがかかる状況で各個体がどのように行動するかを観察し、その反応に大きな違いがみられることを発見した。
研究チームは、さまざまなレベルのストレスを引き起こすように考案された状況で、グッピーの各個体がどのように対処するかを調べた。その結果、グッピーの挙動については、単にリスク選好やリスク回避としてだけでは説明がつかないことが分かった。
エクセター大の生態系・環境保全センター(CEC)のトム・ハウスレイ(Tom Houslay)氏は、「不慣れな環境に置かれた際のストレスの多い状況に対処するために、グッピーはさまざまな方法をとることが分かった。多くは隠れようとするが、逃げようとする個体もいれば、慎重に問題を探る個体もいる」と話す。
これらの反応の違いは時間がたっても、状況が異なっても一貫して認められ、「グッピー全個体の行動が状況に応じて変化しても、例えば、よりストレスが高い状況では全個体がより用心深くなるなどの場合でも、個体間の相対的差異は変わらなかった」という。以下ソース
http://www.afpbb.com/articles/-/3144292