昨年8月ごろから、一部職員の間で「体つきやしぐさが似ている人がAVに出ている」とうわさになっていた。同僚の消防士が非番だった今月4日、携帯動画サイトでサンプル動画を閲覧し、消防副士長の出演動画を発見。本人に確認したところ、認めたという。
消防本部は「職業選択の自由があり、AV出演という行為だけで信用失墜行為なのではなく、無許可兼業を含め、信用失墜行為と総合的に判断した」と説明。消防本部の稲田俊一消防長は「綱紀粛正を徹底する」としている。
<最近の公務員のAV出演をめぐるトラブル>
▼13年8月 同性愛者向けAVに出演し現金を受け取ったとして、大阪府守口市門真市消防組合は当時27歳と26歳の男性消防士2人を停職6カ月の懲戒処分にした。
▼14年2月 AVに出演したとして、愛知県の知多中部広域事務組合消防本部が、男性消防士(当時25)を停職6カ月の懲戒処分にした。
▼同3月 無修正AVに出演したとして、都内の区立小の女性非常勤講師(当時28)を都教委が懲戒免職処分。前年、静岡県警に逮捕され、罰金10万円の略式命令が出ていた。