欅坂の握手会妨害に懲役2年求刑「中傷なくしたい」 - 社会 : 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/news/201709210000417.html
千葉市の幕張メッセであったアイドルグループ「欅(けやき)坂46」の握手会で発炎筒に点火してイベントを中断させた上、ナイフを所持していたとして、威力業務妨害と銃刀法違反の罪に問われた札幌市白石区の無職阿部凌平被告(25)は21日、千葉地裁(楡井英夫裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求め結審した。判決は10月2日。
阿部被告は被告人質問で「メンバーへのネット上の誹謗(ひぼう)中傷が気になり、騒ぎを起こせばメンバーへの同情が集まると思った」と動機を述べた上で「自分のような狂信的なファンがいるとメンバーの顔に泥を塗ることになる。無責任な考えで申し訳ない」と謝罪した。
検察側は論告で「過去にAKB48のメンバーが切り付けられた事件に影響された犯行。広く報道され社会的影響も大きい」と指摘した。
阿部被告は逮捕時の調べにメンバーの名前を挙げ「思い描くイメージを守りたくて殺そうと思った」と供述したとされるが、検察側は「殺意はなかった。殺すつもりと話せば同情が集まると思った」との趣旨の供述もしていたと明らかにした。
同情集めようと…欅坂46握手会で発炎筒、懲役2年求刑:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK9P30S9K9PUDCB004.html
検察側は、被告がネットで欅坂46のメンバーの悪口をみてつらくなり、事件を起こすことでグループに同情や注目が集まると考えたなどと指摘し、「身勝手で独善的な犯行」と主張した。弁護側は「綿密に計画したと評価できない」として、執行猶予つきの判決を求めた。
法廷入り口には金属探知機が設けられ、職員が傍聴人の荷物や携帯電話を預かる異例の態勢が敷かれた。