福島第一原発 核燃料取り出し延期へ
9/20(水) 12:27配信
(c) Nippon News Network(NNN)
[ 前の映像 | 次の映像 ]
東京電力の福島第一原発の使用済み核燃料について、政府は、2020年の取り出し開始を断念し、数年遅らせる方針を固めたことがわかった。
原発で使い終わった核燃料は、原子炉と同じ建物内の大きなプールの中で冷やして保管されている。福島第一原発では、この核燃料が残っていることが最大のリスクの一つで、「廃炉」のためには、これを取り出す作業が必須と考えられている。こうした中、福島第一原発の1号機と2号機では、現場の破損状況などから、作業員の被ばく量が当初の予想より高いことがわかり、政府は2020年の取り出し開始を断念し、数年遅らせる方針を固めたという。今月中をめどに正式決定される方針。
使用済み核燃料の取り出しが遅れれば、30年から40年で終えるとしている廃炉作業全体の日程に影響する可能性がある。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170920-00000028-nnn-soci