30cm離れても充電できる無線充電「Pi」発表。充電パッド不要、複数台同時も対応でQi互換
一時期下火になっていた感があるものの、iPhone 8/8 Plus、iPhone Xでの採用により再び注目が集まっているワイヤレス充電。
しかし、ワイヤレスとはいえ、充電パッドの上に置かなければならず、充電中は手に持って使えないなど、
ケーブル充電に対して不便な点もあります。
そんな不便を解消し、真のワイヤレス充電を実現する「Pi」が発表されました。2018年にリリース予定です。
円錐形で、最近はやりのスマートスピーカーのような形状のPiは、半径30cmほどの空間にあるデバイスを
最大4台までフルスピードで充電可能。
充電速度は落ちるものの、それ以上の数でも充電は行えるとしています。最大出力は合計で20Wまで。
これを実現するために、エリア内のデバイスに対して磁場を形成し、Qiが使用する共振誘導を起こす必要があります。
適切な位置に磁場を形成するためには、最新のCore i7プロセッサを利用しても数分かかる計算が必要でしたが、
MITに在籍していたPiの共同創設者 Lixin氏が、単純なマイクロプロセッサでも即座に最適解を得られる方法を発明し、
Piの開発につながったとのことです。
Piは2018年に200ドル以下の価格で販売予定。
http://japanese.engadget.com/2017/09/19/30cm-pi-qi/
http://o.aolcdn.com/hss/storage/midas/38c244e27629acbbf4d2ff20a93b83ad/205682153/unnamed%2B%282%29.jpg