土星の輪の鮮明な画像を撮影するなど、数々の成果を上げてきた探査機「カッシーニ」は、日本時間の15日夜、土星に突入して燃え尽き、20年間に及ぶ任務を終えました。
任務を終えたのは、NASA=アメリカ航空宇宙局などが開発した土星探査機「カッシーニ」です。
1997年に打ち上げられたカッシーニは、土星の輪の鮮明な画像を撮影したほか、衛星の1つから吹き出している水蒸気を採取して、衛星の地下深くにエネルギー源があり、微生物が存在する可能性を示すなど、数々の成果を上げてきました。
また、ことし4月からは、初めて、土星の表面と輪の間に入り、合わせて22回の観測で、これまでより格段に近い、土星の上空3000キロ付近から大気が巨大な渦を巻いている様子などを撮影しました。
カッシーニは、宇宙空間でごみとなるのを防ぐため、燃料がなくなる前に、土星の大気圏に突入して燃え尽きることになり、日本時間の午後8時55分ごろ、プロジェクトの関係者が、カリフォルニア州にあるNASAの司令室に集まって見届ける中、カッシーニからの交信が途絶えたことが確認されました。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170915/k10011141381000.html