アメリカに拠点を置くテロ活動の監視機関「SITEインテリジェンス」の報告書によると、「欧米での一匹狼(ローンウルフ)型のテロを呼び掛ける英文メッセージの中で、店頭で販売されている食品に青酸化合物を注入するようアドバイスしている」という。
暗号メッセージアプリ「テレグラム」は、ツイッターなど他のアプリに比べて機密性が高く投稿が削除されにくいため、テロリストの通信手段としてよく使われている。テレグラムの専門チャンネルに投稿されたISIS支持者の画像メッセージには「一番の方法:毒物」と書かれている。
毒物を使ったテロの手法は、何年も前からISIS支持者の間で拡散されていたが、実際に使われたことはこれまでなかった。2015年10月には「ユダヤ人を殺す6つの方法」というガイドが拡散された。そこでは「(ナイフで)刺す、燃やす、毒殺する」といった手法が示されている。
またISISの支援グループは、自宅で毒を作るガイドブックを公開している。
ソース
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/isis-145.php