東京電力福島第1原発事故の除染事業を巡り、ゼネコンの安藤ハザマ(東京)が作業員の宿泊費の領収書を改ざんしていた問題で、東京地検特捜部が同社の小野俊雄会長から任意で事情を聴いたことが6日、関係者への取材で分かった。改ざんを認めた上で「不正はなかった」と説明したとみられる。
安藤ハザマによると、2012〜13年に福島県いわき市と田村市の除染やモニタリング事業を受注。同社の男性社員は千葉市の下請け業者に領収書の改ざんを指示し、宿泊単価や人数を水増ししていた。
特捜部は6月、詐欺容疑で安藤ハザマの本社や下請け業者などを家宅捜索。両社の社員らから事情を聴いている。
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2017年9月6日 午前10時35分 福井新聞・共同通信