鹿児島市の山下徳文さん(92)は、1956年からの4年間、尼崎市の工場でアスベストの製品や廃材を運ぶ業務にあたり、呼吸困難などの健康被害を受けました。山下さんはアスベスト被害で肉体的・精神的苦痛を受けたとして提訴。国に対し、およそ600万円の賠償を求めています。2014年に、最高裁が国の責任を認めた「泉南アスベスト訴訟」以降、アスベスト工場で働いた人たちが提訴した場合、一定の基準を満たせば国は和解に応じることになっています。原告側は、「条件を満たしており、速やかに和解で解決することを望む」としています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170906-00010001-asahibcv-l28