介護業界に衝撃 施設から抜け出し凍死、賠償2870万円
2016年9月、介護業界関係者に衝撃が走った。デイサービス施設の非常口から抜け出した76歳の女性が、3日後に施設から1.5km離れた畑で凍死した状態で発見された。遺族が施設の責任を問うた訴訟で福岡地裁は「施設職員は女性に徘徊癖があることを認識しており、見守る義務があった」として施設側に2870万円の支払いを命じた。
介護保険では、施設に「身体的拘束等の原則禁止」を求めており、部屋の施錠などについても抑制すべきとの考え方がある。
拘束は許されないが、いなくなったら責任を取れ──急増する認知症の行方不明者は、介護現場にも暗い影を落としている。
http://news.livedoor.com/article/detail/13565706/?http://news.livedoor.com/article/detail/13565706/