発車トラブルなどを起こしてしまい電車を遅延させると、莫大な損害賠償金を請求される――そんなうわさ、聞いたことがありますよね。
電車は一度に多人数が利用する交通機関だから、ひとつのトラブルで大きな被害が発生してしまうのだろうと考えると説得力のある話ですが……そのわりには、実際に請求されたというエピソードを聞いたことがないような?
今回は鉄道会社数社に取材し、真偽のほどを確かめてみました。
JR東日本、東京メトロ、東急電鉄の3社に伺ったところ、「電車を遅延させると、損害賠償金が発生」というのは本当。
路線内への侵入、車体の破損といった違法行為で運行が妨げられた場合、請求を行うことがあるそうです。
このうわさには「飛び込み自殺で亡くなった場合は、代わりに遺族が支払う」と付け加えられることもありますが、JR東日本によると、これも実際に起こりうるとのこと。
しかし、損害賠償金の金額について尋ねると「具体的な回答は……」「この場で回答するのは難しい」といった反応が。
これには、細かな状況の違いで額が変わってしまうため、一般論で説明することが難しいという事情があるようです。
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http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/05/news069.html