マティス長官の発言は、北朝鮮が同日実施した核実験を受け、ドナルド・トランプ大統領が国家安全保障担当補佐官らと協議した後に出されたもの。北朝鮮はこの実験について、ミサイルに搭載可能な水爆だったと主張している。
マティス長官は、「米本土またはグアムを含む海外領土、あるいは同盟諸国に対するいかなる脅威も、大規模な軍事対応をもって迎えられるだろう、実効的かつ圧倒的な対応だ」と言明した。
北朝鮮が今回実施した核実験の爆発の威力は、広島に投下された原子力爆弾を超えたという見方もあり、トランプ大統領は「米国にとって非常に敵対的で危険」と非難している。
これまで北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と舌戦を展開してきたトランプ氏。この日は直接的な威嚇こそ差し控えたものの、ツイッター上では北朝鮮を「中国にとって重大な脅威であり屈辱となったならず者国家」と呼んだ。
さらに大統領は、「北朝鮮と取引のあるすべての国との貿易停止も検討している」とも投稿した。そのような措置が講じられれば、北朝鮮の唯一の同盟国である中国に多大な影響を与える可能性がある。
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