ブロッコリーなどに寄生し、生育不良など甚大な影響を及ぼすおそれのある重要病害虫が国内で初めて原村で見つかり、国と県が対策を急いでいます。
原村で見つかった重要病害虫の「テンサイシストセンチュウ」は、体長は0.6ミリから0.9ミリで野沢菜やブロッコリー、テンサイなどに寄生します。
虫が付着した野菜を食べても健康に影響はありませんが、野菜の生育の遅れや収穫量の低下など甚大な影響を及ぼすおそれがあります。
海外では幅広く分布していますが国内で見つかるのは初めてで、国と県はきょう午後、長野市で会議を開き、対応を協議しました。
県は発生範囲の特定や畑の土壌の消毒のほか、発生の拡大防止などの対策を進めるとしています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170901-00312244-sbcv-l20
テンサイシストセンチュウ
http://www.maff.go.jp/pps/j/introduction/gallery/img/insect-tensaicyst2.jpg
テンサイシストセンチュウの確認について
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/170901.html
3.当面の対応
本線虫のまん延を防止するため、長野県と連携して次の措置を講じます。
(1)発生範囲を特定するための調査
(2)本線虫が確認された地域における、次のまん延防止対策の徹底
(ア)土壌の移動防止措置の実施
(イ)発生ほ場における寄主植物の植栽の自粛
(ウ)発生ほ場における土壌消毒の実施
(エ)寄主植物の地下部の移動に際し、植物防疫官による移動前の検査を実施
(3)今後の対策については、調査結果を踏まえつつ、有識者を参集した対策検討会議において検討することとしています。