「逃げ場所ないなら動物園に」 新学期へ 上野から発信
逃げ場がなければ動物園にいらっしゃい-。夏休みが終わり、子どもの自殺が最も多くなる九月一日を前に、上野動物園(東京都台東区)が短文投稿サイト「ツイッター」の公式アカウントで、こんなメッセージを発信した。このつぶやきに「逃げていいかな」「温かい言葉をありがとう」と多くのコメントがつき、共感の輪が広がっている。(井上圭子)
(中略)最後は「人間社会なんぞに縛られないたくさんの生物があなたを待っていますから」と結んでいる。
直後からコメント欄は「心に染みた」「迎えてくれる場があるだけで救われる」などの声であふれた。「いじめられていたころの逃げ場が動物園だった」という人は、「死にたくなった日もあったけど、ゾウに『また明日』と手を振ったら、明日も生きてなきゃねって思えた」。共感を示す「いいね」は、一日午前零時で九万五千を超えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201709/CK2017090102000119.html