三重県四日市市内の県道交差点で緊急出動中の消防車と軽乗用車が衝突する事故が1年前にあり、双方の負担額を相殺した結果、軽乗用車側が四日市市に約1300万円を払う形で和解することが23日分かった。市が8月定例会の議案説明で明らかにした。
判例などから、過失割合は軽乗用車側8割、消防車側2割と算定された。消防車(購入時約4300万円)の修理費が約1600万円に及んだため、軽乗用車側の負担額が大幅に膨らんだ。双方とも保険で処理したという。
市などによると、事故は昨年8月7日正午ごろに発生。消火活動のために出動した消防車がサイレンを鳴らしながら赤信号の交差点に入ったところ、左から来た軽乗用車と出合い頭にぶつかった。軽乗用車の運転手は軽傷を負ったという。【松本宣良】
http://mainichi.jp/articles/20170824/k00/00e/040/227000c