ムニューシン財務長官の妻、インスタ投稿巡り謝罪-旅費支払いへ
Brendan Murray
2017年8月23日 01:38 JST 更新日時 2017年8月23日 09:39 JST
ムニューシン米財務長官と妻のルイーズ・リントンさんは、長官の公務に夫人が同行した際に発生した旅費を政府に支払う意向だ。財務省当局者が明らかにした。
英スコットランド出身の女優で今年6月に同長官と結婚したリントンさんは、政府専用機を降りる自らの写真をインスタグラムに投稿。写真には販売価格が1万ドル(約109万円)を超えるエルメスのバーキンと見られるハンドバッグが写っていたほか、リントンさんは身に着けていたデザイナーズブランドの衣服、靴、サングラスのそれぞれにブランド名が分かるようにハッシュタグを付けていた。ムニューシン長官の公務は全米で最も貧しい州に数えられるケンタッキー州で、中間層向けの減税などトランプ政権の税改革アジェンダをアピールするものだった。
投稿は炎上し、「税金で小旅行」と批判したオレゴン州の女性のツイートに対し、リントンさんは21日に見下した態度で反論。「この日帰り旅行に、あなたより多くの税金を私たちが払っているはず」と主張。「あなたが私の立場にあったとして喜んで自分を犠牲にする量よりも、ずっと多くの犠牲をわたしたちは払っているのは確か」と連投、「世間知らずなのはかわいらしいけれど」と一蹴した。
つづき
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-22/OV3FA46JIJUP01