児童養護施設の新設が、地元住民の反対で進まない例が各地で起きている。中には子どもへの中傷まがいの言葉が投げられた例もあった。岐阜県山県市では、2年後に予定する施設の新築移転計画の先行きが見通せない状況に陥っている。
「恵まれない子を見守ろうというきれいごとで収まる話じゃない」「温かい目で見守れないのか」
6月22日夜、山県市高富地区の公民館。隣接する関市の山間部から移転を予定する児童養護施設「美谷学園」が住民説明会を開くと、地域住民約40人が賛否両論の意見を口にした。
約80人の子どもが入所する美…
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http://www.asahi.com/articles/ASK894RKWK89OIPE00T.html
>住民がまいたビラには、入所する子どもを「いじめ、ねたみ、うらみ、つらみの経験 そんな環境を持つ子供」とし、「(地元の)子供に与える影響が不安」とあった
>署名を呼びかけたビラには「周りの子どもたちに様々な影響を与える恐れ」「自治会活動や子供会運営に支障をきたす恐れ」とあった。...理事長は「学園や、同じ中学校区にすでにある施設でも今は地域での問題は起きていない」と主張