【企業】「女性は生まれつきエンジニアに向かない」 Googleの中の人の文書回覧で社内騒然
Googleを含むシリコンバレーのIT企業は「ダイバーシティ」にとても気を使います。
男女平等、人種差別なし、健全な職場です! とアピールしないと人権団体や政府から叱られるからでもあり、実際にダイバーシティを重視した方が結果的に会社のメリットになる(と考えている)からでもあります。
それでも蓋を開けてみると、Googleの男女比率は半々には程遠く、特に技術職に占める女性は全体の2割です。
Googleは男女半々になることを目指していますが、8月3日(現地時間)にある男性エンジニアが「女性はコーディングに向いてないから無理に半々にするべきじゃない」と主張する 「Google's Ideological Echo Chamber」(Googleの思想的エコーチャンバー)というタイトルの文書を社内で公開しました。
これについて複数の従業員が公開ツイートしたものだから米Motherboardが記事にして騒ぎが外部に広がり、これを書いている今、その全文が米Gizmodoで読めるようになっています。
かなり長いのですがざっと読んだところ、「女性はエンジニアに向いていないのに、Googleはダイバーシティを重視するあまり平等に扱おうとして、これはGoogleのためにもならない。社内ではそう主張できない雰囲気もあって、エコーチャンバー(同じ意見の人だけが話し合っているうちにそれが正しいことだとみんなが信じてしまうこと)になっている」というような趣旨です。