雇用は増えたが… 生産性・賃金低いサービス業に集中
高度成長期と異なる構図
2018/4/7 23:00 日本経済新聞 電子版
2012年にアベノミクスが始まってから日本の雇用は100万人以上増えた。ただ増加分の8割は女性で、賃金水準が低い介護などのサービス業に集中。さらに、データをみると労働生産性が高い製造業が構造調整で人手を減らす一方、生産性が低いサービス業に労働力が集まる姿が浮き彫りになっている。完全雇用といわれる状態でも手取り収入は増えず、労働の質は高まっていない。
内閣府の国民経済計算年次推計によると、日本の就…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29130260X00C18A4EA3000/