下村博文・自民党幹事長代行が、文科相時代に後援企業の依頼で、ビザの発給を法務省に口利きした疑いがあることがわかった。「週刊文春」が入手した下村事務所の内部資料に記載があった。
下村事務所の“金庫番”で、当時、文科相秘書官だった榮友里子氏は2014年2月25日付の「日報」で、下村氏に次のように報告していた。
<山手学院 横田先生
昨日、法務省から今回は特例で生徒数増加を認めるとの連絡がきました>
続けて、榮氏は自身の対応を記している。
<→佐藤秘書官を通じて担当に色々動いて頂きました。佐藤秘書官にも御礼申し上げました>
日報からは、文科省の官僚で当時、大臣秘書官だった佐藤光次郎氏がビザ発給に向けて動いたことがうかがえる。
その後、同年3月10日の日報では、次のように報告している。
<山手学院 陳情 横田先生ご夫妻 来訪
正式に入管からこのたび、特別措置で57名の追加生徒のビザを公布(ママ)して頂きました。本当にありがとうございました。このような対応はまず無いと他の方から聞いていましたので、本当に嬉しいです>
学習塾を経営する山手学院は、7年前に日本語学校を設立し、東南アジアからの留学生を受け入れてきた。下村氏が代表を務める自民党東京都第十一選挙区支部には2007年から2013年までの間に計63万円を献金している。
つづく
http://blogos.com/article/232899/