(一部抜粋)
ヤフコメといえば以前からネトウヨと安倍応援団の巣窟という状況。たとえば安倍政権のスキャンダル報道に対しては、「〇〇(報道機関名が入る)は反日マスゴミ」「フェイクニュース乙」というような、明らかにネット右翼によるものと思われる悪質なコメントが数千単位で投稿され、あるいは野党(とりわけ民進党)に対するデマ言説で埋め尽くされる有様だったのだ。
ところが、そのヤフコメに投稿されるコメントの"質"が、6月ぐらいから、確実に変容し始めている。
たとえば、本サイトでも報じた昨日の安倍首相の街頭演説での「安倍やめろ」コールについての時事通信の記事「『帰れ』コールに安倍首相激高=籠池氏も聴衆」(7月1日夜yahooニュース配信)を見てみると、コメント欄を上から順に紹介するとこんな感じだ(7月2日16時現在)。
〈まさかの籠池氏登場!これはドラマより面白い!〉
〈しっかり説明して、ダメな大臣は即座に処分していれば言われて無いけどね。〉
〈ここのところの自民党を見てたら、ヤジも飛ばしたくなるでしょう。〉
〈何か日本が変な感じになってるね。〉
〈自身が国会で野次っているのは何も問題がないのか?〉
〈淡々と粛々としてればいいのに、余裕の無さが表れてる。〉
〈その「こんな人たち」に明日自党の候補者をお願いする応援だったハズでは?
一体何をしに来て誰と闘っているのでしょう・・〉
〈こんな人たちにって、、説明しない、明らかにしないの結果だよ しっかり首相の仕事してたら、反対の声は出ないよ〉
〈コールは始めたのは一部だったけど、次第にかなり多くの聴衆がコールしていた。衝撃的だった。〉
以前なら「共産党の動員だろ」「国民ってどこの国の人ですかね」「選挙妨害だ」「共謀罪で捕まえろ」などという陰謀論で埋め尽くされていただろうが、安倍首相の逆ギレに対する批判のほうが圧倒的だ。
(略)
特に重要なのは"複数アカウントでの投稿禁止"だろう。つまり、今までは同一人物が複数のYahoo!アカウントを取得して、それを経由して大量に投稿することで、多くの人物が同じ様な意見を表明しているように見せかける印象操作ができた。言い換えれば、現実にはごく少数派の意見なのに、ヤフコメを使って「世間の多数派の反応」を"捏造"するということが、実際に行われていたのである。
(全文は以下リンクより)
http://web.archive.org/save/http://www.excite.co.jp/News/column_g/20170702/Litera_3288.html?_p=all
リテラ 2017年7月2日 21時00分 (2017年7月6日 03時56分 更新)