わいせつ事件に限らず、漫画、アニメ、AVなどに影響されたと被疑者が供述するケースは多いが、
こうした申し入れが作者や出版社へ行われたという例は寡聞にして知らず、まさに“異例の申し入れ”と言える。
刑法学者で、共謀罪に反対の論陣を張ったことでも知られる京都大学・高山佳奈子教授は
「表現の自由に対する重大な脅威」と懸念を表明。
AERA dot.の取材に「性表現は弾圧されやすいが、同じ理屈ならミステリー小説やホラーなども
規制されるべきことになってしまう」とコメントし、また「そもそも有害図書等規制が行われている趣旨は
“子どもがまねをする”ためで、大人はまねをしないことが大前提。
(表現物を)勝手にまねをする大人が出ても、それは100%その個人の責任」と、
容疑者の供述に何ら正当性がないことを強調する。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170615-00000077-sasahi-soci
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