リズムに合わせて激しくペンライトを動かし、大声で合いの手を入れる-。
アイドルのライブで繰り広げられた「オタ芸」の渦の中で、男性は孤立し、そしてキレた。「何にも聞こえん!」。
神戸のご当地アイドルのコンサートをめぐって、過度なオタ芸のせいで歌声や演奏が聞こえなかったとして、
観客の男性が主催者側にコンサートのやり直しや約100万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。
男性は「歌詞が3分の1も聞こえない曲があるのは論外だ」と憤慨し、主催者側に退場させる義務があったと主張した。
しかし1審神戸地裁ではあえなく敗訴。2審では憲法論議まで展開し、全面的に争ったが…。
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http://www.sankei.com/west/news/170531/wst1705310004-n1.html