東京電力は、福島第一原発2号機の格納容器内を本年度中に再調査する方針を示した。今年2月のロボット調査は、ロボットが堆積物で立ち往生して失敗。その一方、1月に実施したカメラ付きの細長いパイプを挿入しての事前調査では、溶け落ちた核燃料の熱によるとみられる鉄製の足場の広範囲の脱落などを撮影できた。
再調査では、もっと長いパイプを入れて圧力容器真下や格納容器底部付近まで調べたい考え。
東電は、3号機の使用済み核燃料取り出しに使う橋形クレーンを載せる土台の設置作業が順調に進んでいると明らかにした。今夏にもかまぼこ形のカバーを設置し、来年度中に取り出しを始めたい考え。
ソース
2号機原子炉内 年度内に再調査へ 実績あるカメラつきパイプ挿入で調査
http://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/535