捜査関係者によると、73年に仲間の活動家と接触したのを最後に足取りが途絶えた。
警視庁公安部は中核派が組織的にかくまっているとみて関係先の捜索を繰り返したが、生死すら不明だった。
転機は2012年に訪れた。公安部が東京都立川市にある中核派アジトを捜索し、
資料に記された暗号を解読したところ、大坂容疑者に群馬県内の病院を受診させる計画が判明。
病院に大坂容疑者は現れなかったが、警視庁は約40年ぶりに生存の痕跡をつかんだ。
さらに押収した資料分析で、大坂容疑者が東京都北区のアジトに07~08年に居住していた可能性が高いことが判明した。
16年1月にこのアジトを捜索した際、室内にいたのが、今年5月に大坂容疑者とともに大阪府警に逮捕された
鈴木哲也容疑者(52)だった。
公安部は鈴木容疑者が逃走支援役だったと判断。
大坂容疑者に再び接触するとみて全国の警察に顔写真を提供していたことが、今回の逮捕につながった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170607-00000142-mai-soci
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