大本営「当方ノ損害ハ軽微ナリ! 繰リ返ス、損害ハ軽微ナリ!」
富士フイルム、損失375億円に拡大 豪でも不適切会計
2017/6/12 11:05
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGD12H0V_S7A610C1EAF000/
富士フイルムホールディングスは12日、海外子会社の不適切な会計処理による損失額が従来の累計220億円から375億円に拡大すると発表した。複合機のリース取引を巡る問題がニュージーランドの子会社だけでなく、オーストラリアでも確認されたため。富士フイルムの業績(純利益)に与える影響は281億円で、2016年3月期以前の決算数年分を遡って訂正する方針だ。
併せて17年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前の期比10%減の1722億円になったと発表した。欧米向けのプリンター販売などが低迷し、従来予想を197億円下回る。売上高は7%減の2兆3221億円だった。一方、純利益は7%増の1315億円と、従来予想を195億円上回った。販売低迷を投資有価証券の売却益で吸収し、過去最高だった。会計処理問題が前期の業績に与える影響は「軽微」という。