7日午後6時半ごろ、岐阜県瑞浪市陶町大川の会社員大脇正人さん(32)が自宅でバーベキューをしていたところ、男に腹部付近を刺された。多治見署によると、大脇さんは搬送先の病院で死亡した。男を取り押さえようとした男性会社員(42)が、腕を切られるけがを負った。
同署は殺人未遂の疑いで、近くに住む無職の男(26)を現行犯逮捕した。男は男性会社員ら2人に取り押さえられ、通報で駆け付けた署員に引き渡された。同署が容疑を殺人に切り替えて動機や経緯を詳しく調べる。
男は「刺したことは間違いないが、殺意はない」と容疑を否認、意味不明な言動もあるという。
大脇さん宅の庭で数人がバーベキューをしていて男が現れ、大脇さんは庭先の路上で刺された。男性ら2人も参加していたとみられる。現場から包丁が見つかり、凶器とみて捜査している。
近隣住民によると、大脇さんには小学生の子どもが2人おり、近所の子どもたちに野球を教えていた。そばに住む50代女性は「大学生の息子が女性の悲鳴を聞いたと言っていた。面倒見の良いお父さんだったのに、こんなことが起きるなんて」と声を落とした。
現場はJR瑞浪駅から南東に約7.5キロの住宅街。
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