こどもの日の5日、東京の羽田空港で客室乗務員を含め旅客機の運航に関わるスタッフ全員が男性という、年に一度の特別便が運航されました。
特別便は日本航空が毎年運航していて、午前10時40分に旭川空港に向かう便は機長や副操縦士、8人の客室乗務員など運航に関わる担当スタッフをすべて男性が務めました。
こいのぼりや五月人形などが飾りつけられた搭乗ゲートの前では、乗客176人が男性スタッフの出迎えを受けたあと、機長の制服を着せてもらったりスタッフと記念撮影をしたりしていました。
家族4人で帰省するため搭乗した父親は「客室乗務員まで全員男性というのはふだんあまりないと思うので楽しみです」と話していました。
日本航空によりますと、6000人余りいる客室乗務員のうち、男性は全体の1%ほどのおよそ70人だということです。
この便で客室乗務員を務めた土井太智さんは「誠実で爽やかなサービスが提供できればと思います。機内の安全を守る保安要員としての役目もあるので、この職種でも男性が増えていってほしいと思います」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170505/k10010971431000.html