あらゆるモノをインターネットで結ぶ、「IoT」と呼ばれる技術の普及が進んでいますが、こうした機器を破壊してしまう新しい種類のウイルスが広がり始めていることがわかりました。これまで、ほかのサイバー攻撃の踏み台としてIoT機器を悪用するウイルスはありましたが、破壊を目的としたものは初めてです。
「IoT」は、「インターネット・オブ・シングズ」の頭文字をとった言葉で、あらゆるモノをインターネットで結ぶことで、家電製品を外出先から操作したり、工場どうしをつないで大量のデータを管理したりするなど、さまざまな分野での活用が期待されています。
これに対して、横浜国立大学の吉岡克成准教授の研究グループが、インターネット上に広がるウイルスの分析を続けた結果、こうしたIoT機器に感染し、プログラムを破壊して動かなくしてしまう新しいウイルスが、ことし1月以降、広がり始めていることがわかりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170504/k10010970171000.html