日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、現地時間11日のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝初戦のモナコ戦前にチームバスが爆破される事件が起き、スペイン代表DFマルク・バルトラが骨折する被害が出たが、ドイツ連邦警察は28歳の容疑者を逮捕した。ドイツ地元誌「シュピーゲル」が報じている。
爆破事件で逮捕されたのはドイツ南部テュービンゲン在住の28歳男性、セルゲイ容疑者。チームの宿舎からジグナル・イドゥナ・パルクに出発した直後のバスを遠隔操作で三度爆発させた容疑がかけられている。
イスラム過激派の犯行を示唆する声明文が事件直後に現場付近で発見されたが、それはカモフラージュだったようだ。実際は爆破事件により、ドルトムントの株価を暴落させることで、利益を得ようとした金銭目的の犯行だったという。
セルゲイ容疑者はドルトムントの1万5000の株式買収権を取得しており、ドイツ警察当局は「完全に前代未聞」と分析している。
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