タスポ、村役場の自販機に放置…不適切と撤去
青森県新郷村役場の入り口近くのたばこ自動販売機に購入に必要な成人認証カード「タスポ」が放置され、誰でも購入できる状態になっていたことが18日、分かった。
村は不適切としてタスポを同日中に撤去し、再発防止に努めるとした。
村によると、自販機は、村内の小売店5店舗が共同で設置しているもの。タスポが導入された2008年頃にタスポ対応型の自販機に替えられた。タスポは磁石で自販機に貼り付けられた封筒に入れられており、誰でも利用できる状態になっていた。
このタスポは村の男性臨時職員名義のもので、この職員は村の聞き取りに対し「以前タスポを忘れてたばこが買えなかったことがあったので置いていた」と話したという。横田孝夫副村長は取材に「誰でも利用できる状態になっていたのは遺憾。二度とこのようなことがないように指導していきたい」と話した。
タスポを発行する日本たばこ協会(東京)によると、名義人以外への貸与は禁止され、カードにも明記してあるといい、同協会事務局は「タスポの貸与や放置があれば、未成年者の喫煙を防ぐという目的が果たせなくなる」としている。
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