タンス預金が止まらない
3年で3割増、43兆円 富裕層、現金志向強める
2017/4/3付日本経済新聞 朝刊
タンス預金の増加が止まらない。第一生命経済研究所によると、直近の2月末時点で43兆円と前年同月比8%増えた。増加額は3兆円で国内総生産(GDP)の0.6%に達する。日銀はマイナス金利政策による預金金利の低下が一因と分析するが、金利はすでにないようなもの。現場を探ると、金利では説明できない問題が見えてきた。(高見浩輔、川瀬智浄)
紙幣の発行残高は2月末で4%増の99兆円。このうち決済などに使われる…
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http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC27H0X_Y7A320C1NN1000/