中学の理科の範囲で補足をすると、
P(親)の遺伝子型を純系のYYとyyとすると
F1(雑種第一代)の遺伝子型はYyのみになる
F1同士を自家受粉させて作るF2(雑種第二代)の遺伝子型は
YY:Yy:yy=1:2:1になる
F1の表現形はYなので、F2がF1と同じ表現形になる確率は、3/4である
こうしてみるとF2がF1と同じになる確率は決して少なくないように思えるが
実際に品種ではそれを決定づける遺伝子は一つではない
仮に、その品種の特徴を決定づけるのに、
わずか10種類の遺伝子が関わっていたとしたら
F2がF1と「同じ品種」になる確率を計算すると
5.6%になってしまう