そのように選出された比丘たちは、そこに行って寺用の土地を見て、生気のある場所かない場所か、
通いやすいか難所かを見分けなければならない。もし生気のある場所か難所ならば、『ここに建ててはならない』
と言わなければならない。
生気のある場所、とは、蟻の巣があるか、シロアリの巣があるか…(略)…
四つ辻があるか、集会場があるか、競技場があるかの場所である。これを生気のある場所、という。
難所、とは、荷車を押してくることができず、どこからもはしごを使って行くべき場所である。これを難所という。
(僧残)
そのように選出された比丘たちは、そこに行って寺用の土地を見て、生気のある場所かない場所か、
通いやすいか難所かを見分けなければならない。もし生気のある場所か難所ならば、『ここに建ててはならない』
と言わなければならない。
生気のある場所、とは、蟻の巣があるか、シロアリの巣があるか…(略)…
四つ辻があるか、集会場があるか、競技場があるかの場所である。これを生気のある場所、という。
難所、とは、荷車を押してくることができず、どこからもはしごを使って行くべき場所である。これを難所という。
(僧残)
仏陀が死んで百年がたったとき、ヤサ・カーカンダカプッタが
ヴァッジー国を旅しているときに、ヴェーサーリーに着いた。
そのときヴァッジー国の比丘たちは、青銅の鉢に水を満たして
比丘僧伽の中央に置き、信者たちがやってくると、こう言っていた。
「友よ、お前たちは僧伽に百円でも五十円でも十円でも五円でも施しなさい」
それを聞いたヤサ・カーカンダカプッタは信者たちに言った。
「友よ、お前たちは僧伽に百円も五十円も十円も五円も与えてはいけない。
釈迦王子の沙門に金銀はふさわしくない。釈迦王子の沙門は金銀を受け取らない。
釈迦王子の沙門は金銀を捨てたのだ」
信者たちはそういわれても、投げ銭をし続けた。
ヴァッジー国の比丘たちは、その夜が明けるとその金を比丘一人分の取り分を除いて分け合い、
ヤサ・カーカンダカプッタにこう言った
「友よ、これがお前の取り分だ」
「いいや友よ、私に金の取り分はない。私は金を受け取らない」
「お前は信者たちの信仰と信心を罵り中傷するのか。おい、こいつに謝罪参りをさせよう」
彼らは彼をして、信者たちの前で謝罪させた。
金については難しいもんだね