米国の大手無修正アダルト動画サイト「カリビアンコム」の運営に関与したとして、警視庁保安課はわいせつ電磁的記録送信頒布容疑で、米国籍で住居不詳の会社員、サープ・マイケル・ナオミチ容疑者(34)を逮捕した。
サープ容疑者は撮影した動画を配信用に圧縮する作業などを行っていた。わいせつ動画サイトをめぐり、海外の運営側の人物を摘発するのは異例。
保安課によると、カリビアンコムはカリフォルニア州の複数の企業でつくる「DTIグループ」が運営。サープ容疑者はこのうちのコンテンツ制作「メディアクリエーションテクノロジー」に所属していた。
通常、海外サイトへの捜査は困難とされるが、カリビアンコムに動画を納品したとして1月に摘発した制作会社「ピエロ」(東京)などへの捜査で、サープ容疑者らも関与していたことが判明。サープ容疑者の生活拠点は米国だが日本国籍も持っており、同課が来日したとの情報を得て、沖縄県内にいたところを逮捕した。
逮捕容疑は昨年8月中旬、性行為を撮影した動画をカリビアンコムで配信したとしている。
http://www.sankei.com/affairs/news/170309/afr1703090022-n1.html