節分の風習 「渡辺姓」が豆まきをしない理由とは?
節分は立春の前日。立春とは1年を二十四節気に分けた時に使われる言葉で、太陽の角度が315度になる日のこと。しかし1年は365日なので24では割り切れず、多少のズレが出てくる。そのため立春は2月4日頃となり、節分は2月3日になったり、2月2日や2月4日になることもある。ちなみに2020年までは2月3日だが、2021年は2月2日が節分となる。
◆「鬼に天敵がいる」ってどういうこと?
1月下旬になると、スーパーやコンビニに節分用の豆が並び、大々的に恵方巻の予約を受け付けている店もあるなど、全国で大盛上がりの節分だが、節分を一切やらないという人たちもいる。
「結婚して初めての節分の時、豆を買っておいたら、夫に、『うちは渡辺姓だから豆はまかなくていい』って言われました。理由を聞くと、鬼が渡辺姓が苦手だっていうんですが、どうもしっくりこないんです」(40才・主婦)
いやいや、調べてみると、ちゃんとした歴史が残っていました。平安時代中期の武将・渡辺綱(わたなべのつな)が、京都の一条戻橋の上で鬼の腕を切り落としたことから、鬼たちが渡辺一門を恐れ、子孫にも近づかなくなったという逸話から、渡辺姓の中には、鬼を退治する必要がないので節分をしない、という人もいるのだそう。
http://www.news-postseven.com/archives/20170203_490030.html