実際には妻もノリノリのダブル不倫だったが、そんな妻の作り話をうのみにした小番被告は、 妻がAさんから強姦されたと信じて疑わず、Aさんに陰茎切断の“私刑”を下した。
裁判で妻の裏切りを知った後も「お互い愛しているので今後も一緒に生活したい。 妻は自分の命よりも大切」と“元凶の妻”への変わらぬ愛情を口にした。
だが知人によると、小番被告は現在、実家暮らしで妻とは別居中だという。 一審で読み上げられた妻の調書からは「夫への愛情は変わらないが、これだけ話題になってしまったので名字だけは変えたい。 人生をリセットして海外の美術系専門学校に留学したい」などと小番被告との結婚生活に全く未練がないことがうかがえた。
司法関係者は「実刑判決が確定すれば何年も別居することになるのに、保釈後も直接的なサポートがないのなら、実質的な夫婦関係は破綻しているのだろう。
法科大学院も退学処分になり、実刑確定後は10年間は弁護士登録ができない。
弁護士資格取得目前だったのに将来の道も閉ざされた」と言う。
被害者の局部を奪う蛮行を犯した小番容疑者だが、自らが失ったものも大きい。