南スーダンPKO部隊の日報廃棄 防衛省「使用目的終えた」
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊部隊が作成した、
日々の活動状況を記録した日報が廃棄されていたことが24日、防衛省への取材で分かった。
7月に現地で大規模衝突が発生した際の記録もなく、事後検証が困難になる恐れがある。
同省幹部によると、南スーダンPKOは現在11次隊が活動しているが、
過去の派遣隊すべての日報が残っていないという。
PKO関連文書の保存期間基準は3年間と内規で定められているが、
「随時発生し、短期に目的を終えるもの」などは廃棄できる。
防衛省統合幕僚監部の担当者は、廃棄理由について「上官には報告しており、使用目的を終えた」と
説明している。ただ次の部隊への引き継ぎ事項をまとめた文書には、一定程度反映されているという。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H07_U6A221C1000000/