二十五日午前九時五十分ごろ、滋賀県彦根市尾末町の、彦根城外堀沿いの遊歩道で、野生のイノシシが通行人を次々と襲い、四人がけがを負った。うち同市の男性（７８）が左手の薬指が壊死（えし）する重傷。ほか三人も頭や手足をかまれ軽傷を負った。彦根署によると、イノシシは体長約一・四メートル、体重一〇〇キロ（推定）の雌。四人を襲った後に近くの川に逃げたのが見つかり、約二時間後に地元の猟友会に射殺された。
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四人はそれぞれ観光や散歩などで訪れ、突進してきたイノシシに襲われた。愛知県北名古屋市の男性（７４）が背後から体当たりされて頭部をかまれ、岐阜県神戸町の男性（３８）と彦根市の介護士の男性（５４）は手や足首をかまれた。
現場はこの日、外堀での釣りや彦根城の観光でにぎわっていた。周辺にイノシシが生息する山はなく、川や琵琶湖を泳いできたとみられる。
ソース
東京新聞:イノシシ、彦根城近くまで泳ぐ？ 観光客ら４人襲われけが:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201612/CK2016122602000119.html