事件の犯人検挙や行方不明者の捜索などを行う警察犬の全国最大の訓練所が都内に新たに完成し、15日、開所式が行われました。
この施設は、これまでの訓練所が古くなったことなどに伴って、警視庁が東京・東大和市に新たに作りました。
15日は訓練所で開所式が行われ、沖田芳樹警視総監が「時代の変化に対応し、都民の信頼に応えられるよう最大限活用して訓練を行ってほしい」と述べました。
この施設は警察犬の訓練所としては全国最大の面積で、薬物などを探す訓練を行う模擬住宅が設置されたほか、屋外には行方不明者の捜索訓練を行う土管や山も初めて設けられました。
警視庁によりますと、都内では行方不明のお年寄りや薬物などを捜索する件数が増えたことから、警察犬の出動要請が増加傾向にあるということです。
警視庁の上原智明鑑識課長は「警察犬に求められる技術が年々高度化している。最新の設備を使って訓練を重ね、期待に応えていきたい」と話していました。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161215/k10010808311000.html