【2016年12月8日 訂正】
記事掲載当初、「除夜の鐘中止」につきまして事実を誤認させるような表記および誇張表現がございました。訂正してお詫び申し上げます。
記事にて取り上げました大澤寺様の除夜の鐘の中止は、先代がご住職だった約10年前、深夜に複数回の怒鳴り声のクレーム電話があり、また別の理由もあり中止になったとのことです。現在は、檀家さんの賛同を受け、約半日早く鐘撞を開始し、皆さんも喜んで撞かれているとのことです。
grape編集部
『大澤寺 公式ブログ』
年越しに鳴り響く『除夜の鐘』。聞くと「一年が終わり、また新しい年が始まるんだなぁ」と思わされる日本の風物詩です。
しかし、この除夜の鐘が近隣住民の苦情を受け、昼間や夕方に鳴らすお寺があるそうです。
静岡県にある大澤寺(だいたくじ)のwebサイトには除夜の鐘が一時中止になり、再開したものの昼間に除夜の鐘をつくことになった経緯が記されています。
夜間衝く鐘の音に対する波津地区のどなたからのクレームの電話があったことから父の代で終了した除夜の鐘。それを昨年から時間を大幅に繰り上げて再開したというものです。
大澤寺 ーより引用
「除夜の鐘がうるさい」とのクレーム。日本の風物詩として楽しみにしている身としては信じられない気持ちですが、やはり実害困っている方もいらっしゃるそうです。
お坊さんの冷静な意見も
「こわい」という声を受けてなまはげが優しくなったり、「子どもを歩かせるのか」という声を受けて二宮金次郎像が座ったり、伝統より苦情の声が大きくなりつつある日本。
クレームにより、多くの方が楽しみにしている伝統が無くなってしまうのは悲しいですね。改めて、大切にすべきものは何かを考えていきたいものです。
http://grapee.jp/267453