1980年代半ばの巨大迷路ブームをリードした「ランズボローメイズ」。
ニュージーランド・ワナカにあった迷路を参考にし、島根県益田市匹見町をはじめ、日本各地に20カ所できた。
ブームが去った今、メイズが残るのは匹見町と長野県木祖村の2カ所だけだ。
「過疎の迷路を抜け出せ」を合言葉に、町の観光振興策で総工費約5千万円を投じて86年4月にオープンした。20カ所中3番目と早かった。
地元の間伐材を用いた敷地面積2150平方メートルの迷路に、多い年で4万3千人が訪れた。
やがて物珍しさも薄れて入場客は減少。2001年4月、運営していた旧町の第三セクターが解散し、個人運営に変わった。
今の入場者は年間3千人に満たないが、安全確保のために月に1回、専門家の点検を受けて修繕をしている。
出雲さんによると、「まだ迷路残ってたんですか」と懐かしむ声が寄せられ、「小学生のときに来ました」と親子で訪れる人もいるという。
「これからも一人でも多くの方に楽しんでいただけたら」
入場料500円(4歳以上)で3月まで冬季休業。
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20161209004608_comm.jpg
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http://www.asahi.com/articles/ASJCX3HZTJCXPTIB003.html