【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は8日、労働長官にファストフード大手CKEレストランツ最高経営責任者(CEO)のアンディー・パズダー氏(66)を指名すると発表した。同氏は米国内だけでなく日本などでもハンバーガー店を展開。産業界への規制や最低賃金の大幅引き上げを批判し、選挙戦ではトランプ氏に多額の献金を投じた。
トランプ氏は発表に際し、パズダー氏について「労働者のために闘い、不必要な規制による負担から中小企業を救うだろう」と強調。産業界に対する規制の緩和に意欲を示した。
米メディアによると、パズダー氏はこれまで、各種規制が企業活動を制約してきたと主張。ファストフード業界の従業員らがデモを行うなどして求めている連邦最低賃金(時給7.25ドル=約827円)の引き上げも、企業収益を圧迫し、雇用減につながるなどと指摘している。
CKEはバーガー店「カールスジュニア」などを運営。米国でビキニ姿の女性を登場させたテレビCMを流し、女性を商品化しているとの批判を浴びたこともある。
ソース
http://www.jiji.com/sp/article?k=2016120900122&g=int