沖縄県宜野座村(ぎのざそん)城原区の集落周辺の上空で、六日昼から午後九時すぎまで、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイがつり下げ訓練をしていたのが確認された。集落付近でのつり下げ訓練は重大事故を招く危険性が高く、県はこれまで強く自粛を求めていた。中嶋浩一郎・防衛省沖縄防衛局長は同日夜、在沖米海兵隊訓練作戦部のテイラー大佐を直接訪問し、「常日頃から危険な訓練をしないよう申し入れているのに、このような訓練をしたのは許しがたい」として強く抗議した。
中嶋氏は同日、当真淳(とうまあつし)宜野座村長を訪ね、地域住民に不安を与えたとして謝罪した。謝花(じゃはな)喜一郎知事公室長にも電話で謝罪した。
関係者によると、つり下げ訓練が確認された際には、騒音被害の確認のため現場を訪れていた沖縄防衛局の職員も目撃していた。
沖縄県内では一九六五年、読谷村(よみたんそん)で少女が、パラシュート物資投下訓練中の米軍機から投下されたトレーラーの下敷きになり、死亡する事故が起きた。
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物体をつり下げたオスプレイが自宅の真上を飛行したという女性は「夜遅くまで何度も飛んだ。恐怖しかない」と声を震わせた。
続きはソースで
東京新聞:オスプレイ、集落上空でつり下げ訓練 米軍に沖縄防衛局抗議:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016120790140037.html