指定暴力団「山口組」傘下の組織を8年前に脱退した40代男性が、地元・兵庫県内の家庭裁判所に、改名を認められたことがわかった。
6月下旬、経営する会社の給与振り込みに使う口座の開設を申し込んだところ、地元の信用金庫が拒否。男性は、暴力団員などを登録する信金のデータベース(DB)に名前が残っているためだとし、社会生活への支障を訴えていた。
ある銀行関係者は客の名前がDBにあれば警察に照会することもあるが、「本当に組と関係が切れたか真相はわからない。DBからの削除は難しい」と話す。
男性は破門状の写真や出所者を支援するNPO法人「兵庫県就労支援事業者機構」から届いたはがきなどを、脱退の証拠として家裁に出していた。男性は「社会的制裁は仕方ないが、いつまで続くのか。改名で道を開きたい」と話す。
写真=改名が認められた男性に対する暴力団の破門状。家庭裁判所に提出した(本人提供 氏名や組名などをモザイク処理しています)
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20161204001678_comm.jpg
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http://www.asahi.com/articles/ASJCX43V5JCXPTIL00P.html