今年4月1日に三重県南東沖で発生したマグニチュード(M)6の地震について、京都大学防災研究所の学生や海洋研究開発機構などの共同研究グループは、南海トラフ地震の想定震源域で72年ぶりに発生した「プレート境界地震」だった事実を突き止めた。
四国の南から駿河湾にかけての海底にある南海トラフ沿いでは、M8クラスの巨大地震が100〜150年間のスパンで起きている。直近では1944年の東南海地震に続いて、1946年の南海地震が発生しており、いずれのケースでも1000人以上が亡くなっている。
南海地震から70年が過ぎようとしている現在、政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内にM8〜9クラスの地震が発生する確率を60〜70%と推定しており、現在は次の地震までの前段階とみて、観測体制を強化している。
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http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/8/18103.html